機密情報の紛失はあなたもあなたの会社も滅ぼす
お酒に酔っていると、注意力も散漫になってしまいます。
意識がふわふわして記憶も曖昧になることもあるでしょう。
そんな時に注意しなくてはいけないのが、持ち物の紛失です。
財布や家のカギを置き忘れてしまったり、コートを置き忘れてしまったりすると大変です。
ほとんどのお店では、お客さんの忘れ物を数週間~1ヶ月程度保管してくれているため、
電話で連絡し、所在を確認できたら取りに行けば問題ないでしょう。
ですが、忘れることすら許されないものもあります。
それが会社の機密情報に値する重要な資料です。
紙に印刷された会社の業績、新商品の企画書類、取引会社との契約書、
お客の住所や氏名などの個人情報、どれも悪用されたら大変な情報です。
ノートパソコンを持ち歩いていたら危険度はさらに高まります。
会社のネットワークにアクセスできるものであれば、あらゆる情報が盗み見られてしまいます。社員の個人情報やメールアドレスも流失してしまう危険性があるのです。
さらに、会議の議事録や備品の数まで、
ネットワークで効率化されている現代では、何もかも奪われてしまいます。
ノートパソコンだけでなく、会社で使用しているスマートフォンも同様です。
LINEの乗っ取り事件が話題になりましたが、
拾われたスマートフォンを悪用されて、取引会社の人が詐欺に巻き込まれてしまうかもしれません。
万が一、重要な情報が流出してしまったら、被害ははかり知れないものになります。
大口取引の会社から信用を失ってしまえば、倒産の危機すらあり得ます。
あなたは懲戒解雇どころか、賠償金を払わなくてはいけなくなるかもしれません。
帰り際はお酒も回っているせいか、忘れ物に気付きにくいものです。
機密情報や重要なものは持ち歩かないようにしておくか、
極端な話ですが、腕に縛り付けておくぐらいしておきましょう。
自分だけは大丈夫だと思わず、しっかりと気を引き締めておかなくてはいけません。
「明日は我が身」という言葉を肝に銘じてください。
お酒は人生にとって良きパートナーです。
甘え過ぎてしまっては関係は壊れてしまいます。
程よい距離感を持って付き合っていくようにしましょう。
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